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ジェンダーワイズ

Gender-wise 世の中のニュースやトピックをジェンダー視点から読み解く

どこまで魔女狩り?ベッキー

 久々の更新。ジェンダーワイズとしては一言いいたくてしょうがないこの話題。

biz-journal.jp

 たかだか不倫でねえの?。が、まるで刑期を終えて復帰したような罪人の扱いではないかと目を疑ってしまう。

 一般に、不倫経験者の率は案外高くて、3-4割ともいわれているけれども、芸能界はもっと多いかもしれないし、すっとぼけて隠している人などゴマンといる。レポーターの取材も無視、結局は「沈黙は金」が賢いのかと。

 だから、あまりに正直に言い過ぎてしまって大損しているように感じる。CMなどでの清純イメージも重要だろうが、それにしても世間のバッシングは厳しすぎる。

 サンデージャポン西川史子が「私が妻だったら許せない。自分がベッキーだったら引退する」とキーっと語っていたが、人妻である私自身は西川史子にはあまり共感できないでいる。

 第一に、いくら貞操の義務があろうとも、パートナーは自分の所有物ではない、と思うので、「奪った・奪われた」という観点でギャーギャー騒ぐのはおもちゃをとられた子供のレベル。

 第二に、いくら貞操の義務があろうとも、一生を一人のパートナーだけに注力するのは無理があり、多少のお遊びをしてしまうのも致し方ない(許容するかどうかはそれぞれに夫婦間の問題だが)。

 第三に、一番悪いのは夫である川谷絵音であって、そこと妻の話しあいに尽きると思う。ベッキーが妻と一対一で会って、そこで謝罪して、どうなるとでもいうのだろうか。法律に従うなら妻はベッキーに対しひたすら慰謝料を求めればいいだけである。

 それにしても、金スマでの中居君のインタビューは絶賛されていて、私はその何が評価しうるのか、まったく理解不能だけれど、とにもかくにも感じたのは、反省、謝罪のというよりも、ベッキーの心の闇は未練と戦いつづけ、悲劇のヒロインの渦中にあるということだ。

 ”自分は最もしていけないことをしてしまった。奥様のために身を引かなくてはいけない、奥様、もう彼とは二度と会いません”。ひたすらそれだけを感じる。彼への気持が冷めた、とは言葉からは感じない。むしろ悲劇が思いを募らせ、萌えである。

 私なら冷めるけどね・・、こんな男。前髪がダッサイし。純粋でまじめな彼女は、いいように遊ばれたんだろう。たぶん、川谷絵音はもうちょっとドライなんだろう。もちろん、彼なりの心の痛みはあったのだろうけど、淡々と時間が解決し、そのうち、また新しい恋人を作るだろう。レポーターに追われ、PR活動としては大成功だったじゃないか。もはやゲスの極み乙女はもっともメジャーなバンドになった。

 不可解なのは、ラインのやりとりが文春に暴露されたこと。一体誰がリークしたのか。個人情報がこんなにもろくていいのか。関係者が画面を写メしたのか、それも、ラインのっとり事件のように誰かが不正ログインしたのか、、一体どっちなのだろう。誰もがLINEセキュリティの脆弱性を騒いではいないので不思議だ。いずれにしても、盗み見をネタとして記事にする文春の倫理観とは???。

 

 芸能界の不倫で思い出すところでは、過去には、内村光良徳永有美(当時既婚)のケースもあったが、ベッキーほどは糾弾されてはいまい。調べてみると内村ことうっちゃんはその後干されて危ういところまで来たらしいが見事復活を遂げたし、最終的に彼らの不倫愛は結婚という形で貫かれたところに、結局は美談となった。 

topicks.jp

 ベッキーの話に戻るが、ラインが暴露されてしまった不運な部分も感じるし、事務所やスポンサーに振り回されながら身を引く決意をした馬鹿正直さとか、ベッキーには同情を感じてしまう。だから、ギャーギャーと「彼女はもはや芸能界に必要ない」とか、「戻ってくるな」などと叩いているネットの人たちをみると、単なるストレスのはけ口のようにしか見えない。最初の会見で友人関係とウソをついたこと、そんなのデフォルトでしょう。芸能人の交際発覚はみんな「いいお友達です」ですから。確かに、ラインでの「文春ありがとう」発言は、ひんしゅくかもしれない。「心が通い合った時点で不倫です」発言は、正直なようで自己弁護っぽさが私は好きではない。しかし、少なくとも画面を通して、不器用なくらいの実直さは伝わってくるではないか。

 このたび、「卒論」が提出され、二人は付き合うことだって可能なのに。略奪愛といわれた芸能人なんていっぱいいるのに。結局、ベッキーは恋愛よりタレント人としての道を選んだ。

   私自身、ベッキーが好きでも嫌いでもないし、彼女に特別な才能を感じているわけでもないが、結局はなんだかんだ自分の欲望のまま生きている矢口真理とは感じるところが違っていて、ベッキーこそは救済されるべきと思ってしまうのだ。